私が梅錦のファンなので、今年も三本送ってくれたのだ。
梅錦山川の旧来の名は山川酒造で、創業は1872年。
今夜開けた酒は、梅錦しずく媛、純米吟醸。
源氏物語の中から抜け出してきたようなエチケット。
実はこの酒は、一般的に売られているのもではなく、贈答用のセットに入っている珍しい酒なのだ。
このしずく媛を拡販するために、県内の酒蔵が協力し、”しずく媛”という共通の名前で酒を醸したのだ。
だから、姫ではなく、媛という文字が使われている。
従って、しずく媛には色々な酒蔵の物があり、これは”梅錦のしずく媛”なのだ。
この酒もしずく媛100%で醸されており、精米歩合は60%。
吟醸香はそれほど強くない。
口に含むと、ふくよかな醸造感。
キリリと引き締まっているが、山田錦や五百万石に慣れた口には、少し淡白。
食事には、この方が合いやすいのかもしれない。
愛媛の友人に感謝の、楽しいお家日本酒でした。