今夜は、彼女を初めてのタイ料理の店、『バリー・タイ』に案内する。
これが20時ともなると、客でいっぱいになる人気店なのだ。
外が薄暗くなるにつれ、お店の人がテーブル上のランタンに火を灯し始める。
シェル・ベイのシラーズ・カベルネ、2010年年。
このワイン、日本では見たことがない。
西オーストラリア州にあるワイナリーのようだ。
ボトルが届いた時は、常温状態。
バンコクでの常温はさすがに高すぎるので、アイスバケットを持ってきてもらい、しばらく冷やす。
適温になったところで、テイスティング。
オーストラリアのワインはスクリュー・キャップなので、いちいち店の人を呼ばなくても自分で開栓できるので便利だ。
果実香はそれほど強くない。
口に含むと、タンニンは円やかで、かすかな樽香。
ボディはあまり強くないが、スパイシーでバランスがとても良い。
アルコール度数は13.5%と丁度良い感じ。
とてもスパイシーなので、フライにした葉っぱと一緒に食べると少しマイルドになって美味い。
想像と異なり、こんなにカラフルで綺麗な盛り付け。
味もなかなか良い。
『バリー・タイ』での楽しい夜の続きは、また明日。