友人達と丸ビル35階にある『マンゴツリー東京』で過ごす、楽しい夜の続き。
白ワインは、ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌの飲み比べをして、とても楽しかった。
赤ワインは、フランス種以外のぶどうを飲み較べてみることにした。
最初は、スペインのテンプラニーリョ。
マルケス・デ・リスカル、テンプラニーリョ、2010年。
リスカル侯爵が1858年に設立した、リオハ地区最古のワイナリーの製品である。
写真を撮り忘れてどんどん飲んでしまい、気がついた時はグラスの底に僅かに残るだけ。
それでも濃く美しい色合いは何とかわかると思う。
タンニンも果実味もバランス良く持つ、実に良質のテンプラニーリョである。
セパージュは、テンプラニーリョ85%、シラーとメルローが15%。
新樽で6カ月以上熟成させて出荷されている。
ここは17時から開いているので、早い時間に来ることが出来てとても便利。
早い時間に来るとこんな眺めだが、19時ともなるとあっという間に満席となってしまうのだ。
今夜の赤の、もうひとつのぶどうは、カリフォルニアのジンファンデル。
その出自の紹介は今までにもしているので省略するが、カリフォルニアを代表する赤用のぶどうである。
選んだワインは、ベリンジャーが造る、クリア・レイク、ジンファンデル、2007年。
ベリンジャーはナパ地区最古のワイナリーで、一時はネスレ社が所有していたが、今はフォスター社の傘下にある。
スパイシーなジンファンデルの特徴を良く持ち、それでいて重過ぎず、洗練されたボディに仕上がっている。
ジンファンデルは、実に多様な味わいを持っている。
淡いピンク色をした軽発泡性のホワイト・ジンファンデル(ブラッシュ)から、軽快な赤、そしてとても重い赤まで同じぶどうから造られているのだ。
このジンファンデルはミディアム・ボディに属するが、充分な果実香とタンニンを持ち、タイ料理にも負けない強さも兼ね備えている。
一日限定5食の人気メニューである。
今夜は、私達のテーブルで3食をゲット。
サワークリームが心地よい、大人の味。
その左下の輪は、葛西臨海公園の観覧車。
手前右の高層ビルは、ホテル・フォーシーズンズ。
何時来ても楽しい『マンゴツリー東京』の夜は、賑やかに更けていきました。