今夜のワイン、マンゴツリー東京、丸の内 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

タイから帰ってきたばかりだのに、タイ料理を食べたくなった。



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そこで友人達を誘い、丸ビルの35階にある大好きなお店、『マンゴツリー東京』を訪れた。


何時もの予約象が、私達のテーブルを守ってくれている。


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丸の内のビル街の右手には、皇居が見える。


煌々と輝くビルの明りと、皇居のひっそりとした静けさのコントラストが美しい。


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窓の下には、改装を終えた東京駅丸の内駅舎。


丸の内駅舎を見渡すことができるこのテーブルは、予約至難の人気席なのだ。

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最初のワインは、フランス、ロワール川の河口地域、ナントで造られるミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ。


ドメーヌ・ド・ラ・フォリエットが生産する、ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ、シュール・リー、トラディション、2010年。


実は今夜、同じ造り手の異なる二種類のミュスカデを飲み較べてみることにしたのだ。


最初のこのワインは、オーク樽で熟成させたもの。







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そのためか、色合いも少し濃く、奥深い熟成感を持つ。


ほのかな樽香も気持ち良く、なかなか好みのタイプである。











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そしてもう一本は、同じ造り手、ドメーヌ・ド・ラ・フォリエットの、ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ、シュール・リー、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2010年。


この造り手は、樹齢の高いぶどう畑を多く保有している。


こちらは、その古木のぶどうを用い、ステンレスタンクで熟成させたもの。





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たしかに、先のボトルに較べ、色合いは極めて薄い。


ところが、口に含むと素晴らしい酸とミネラルを感じる。


すっきりと仕上がりながら、複雑なニュアンスを持つ。


シュール・リーで造られたヴィエイユ・ヴィーニュ、こんな素晴らしい味わいになるのかと感心。


最初の樽熟成も美味いが、このヴィエイユ・ヴィーニュも美味い。


同じ造り手が異なる製法で造った、二種類のミュスカデを飲み較べた、楽しい夜でした。