今夜は彼女と、丸の内で待ち合わせ。
場所は、丸ビル35階にある『マンゴツリー東京』。
彼女は何時も、待ち合わせ時間に少し遅れて到着する。
私は彼女に少しでも早く会いたくて、何時も10分前には到着する。
今夜も少し早めに35階に到着した。
展望スペースには、素敵なクリスマスツリー。
思わず歩み寄り、写真をパチリ。
まだ時間前だから大丈夫だと、ゆっくり店に入る。
ところが、迎えてくれた大森支配人の言葉に驚いた。
「お連れ様は先に着かれ、ワインリストをご覧になっています」
これは大変。
急いで、店の一番奥の私達の何時ものテーブルに急ぐ。
ワインリストに見入っている彼女の横顔に、心ときめく。
席からは、右手にフォーシーズンズ・ホテル、左先には葛西臨海公園の大観覧車、そして左手前には改装を終えた東京駅丸の内駅舎が見える。
今夜は濃いシャルドネを飲みたいというので、カリフォルニアのシャルドネを選ぶ。
ベリンジャーズ・ファウンダーズ・エステート・シャルドネ、2010年。
ベリンジャーズは、1876年にナパで創業された、カリフォルニアを代表するプレミアム・ワインの生産者である。
このワインは、創業者に敬意を表して、ファウンダーズの名を冠して造られている。
太陽と大地の恵みを凝縮させたような、強いボディ。
洋梨の香りを持ちながら、干した麦藁のような熟成感を併せ持つ、素晴らしいシャルドネ。
グラスの奥で脚を踏ん張っているのは、”リザーヴド”の表示を背負った、予約象。
この象の置物を見ると、ここがタイ料理の店であることを思い出す。
本店はバンコクにあり、私も今年だけで数回は本店で食事をしている。
ヤム・パック、大地の恵みのグリーン・サラダ、三種のソース添え。
彩りがとても美しい。
マンゴーソースや、ニョクマムのソースを掛けると、タイの雰囲気が出る。
私がしたほうが、手早く綺麗に盛り付けることができるのだ。
彼女のお気に入り、海老の揚げ春巻き、スウィートチリとスウィートプラムの二種のソース。
でも彼女は、タイの醤油を付けて食べる方が好きなので、別に出してもらう。
二人とも大好きなので、刻んだパクチーも出してもらう。
赤ワインのご紹介と、楽しい夜の続きはまた明日。