ナカイ・ワイン会、アルヴィナール、白金高輪 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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中井章恵(なかいあきよし)氏の来日に合わせて開かれたワイン会に、彼女と共に参加した。


中井さんは、カリフォルニアでのワイン造りの作業が一段落するこの季節に、毎年日本を訪れている。


私も毎年、彼と会うことを楽しみにしているのだ。


今年のワイン会は、白金高輪にあるフレンチの名店、『アルヴィナール』で開催された。



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少し早めに着いたので、店はまだ準備の真っ最中。


あと10分もすると、中井さんのワインを愛する人たちでいっぱいとなる。


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ウエルカム・ドリンクは、ソーヴィニヨン・ブラン、ロシアン・リヴァー・ヴァレー、2010年。


1980年にロシアン・リヴァー・ヴァレーに土地を購入した後、翌年に最初に植えたぶどうが、ソーヴィニヨン・ブランなのだ。










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グリーンがかった淡い黄金色。


爽やかな柑橘系の香り。


フレッシュでフルーティーな辛口。


酸とミネラル感も持った、素晴らしいソーヴィニヨン・ブランである。


醸造は、ステンレスタンクで行っている。






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中井さんの挨拶が始まる。


ワイン造りを訥々と語る姿勢が大好きだ。


そして、とてもダンディなところが良いと、彼女は言う。












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今夜は人数も多いので、ビュッフェ・スタイルで料理を楽しむことになっている。


野菜中心の、数種類の前菜を皿に盛る。

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二本目のワインは、シャルドネ・ロシアン・リヴァー・ヴァレー、2009年。


中井さんのシャルドネを飲むのは久し振り。


こんなに熟成感とミネラル感に富んだワインだったかと驚かされる。


カリフォルニアのシャルドネがあまり好きでない彼女も、これは美味しいと微笑む。





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ところが、続いて2006年のシャルドネを飲んでみて下さいと言って注がれ、一口飲んで感激した。


素晴らしい熟成感。

彼女は、まるでモンラッシェを飲んでいるようだと嬉しそう。


中井さんの、醸造時の苦労話を聞きながら、二杯、三杯と飲んでしまう。






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続いて、野菜のフリットや、海老のフライが出される。


素敵なワイン会はまだまだ続く。


赤ワインのお話は、また明日。