彼女と過ごす、『ジャッジョーロ』での素敵な夜の続き。
選んだ赤ワインは、ピエモンテ州のマッテオ・コレッジアが造る、ロエロ・ロッソ、2009年。
マッテオ・コレッジアがロエロでワイン造りを始めたのは、1987年。
より自然なぶどう造り、収量の制限、バリックでの熟成等の手法を導入し、ロエロがバローロやバルバレスコにも負けない素晴らしいワインを生み出す地域であることを証明した。
フラッグ・シップは、ロッケ・ダンプセイ。
わずか2haの単一畑のぶどうを用いて造られた、素晴らしいワインである。
このロエロ・ロッソは、複数の畑のぶどうを用いたスタンダード・タイプだが、それでもとても美味いネッビオーロである。
グラスに注ぐと、透明感のある綺麗なルビー色。
ぶどうの果実香とほのかな樽香のバランスが良い。
タンニンも自己主張しない程度にまろやか。
ヴィンテージは2009年とまだ若いが、もう充分に飲み頃を迎えている。
素晴らしい焼き加減に、彼女も嬉しそう。
これはすこぶる美味。
美味いラムを食べると、幸せになる。
私のドルチェは、濃厚なチーズ・ケーキにバニラ・アイスクリーム添え。
ダイエット中ではあるが、禁断の美味さ。
たまにはケーキ以外を食べてみたかったのだそうだ。
ローズ・ヒップにペパーミントに、・・・中身は忘れたが、とにかく疲れた身体を癒す効果があるのだそうだ。
このハーブ・ティーは、フィレンツェの『サンタ・マリア・ノベッラ』特製なのだ。
銀座の隠れ家イタリアン、『ジャッジョーロ』で彼女と過ごす、素敵な夜でした。