銀座の隠れ家イタリアン、『ジャッジョーロ』で彼女と過ごす夜の続き。
あっという間に空になってしまったので、二本目は白を出してもらう。
選んだ白は、ヴェネト州のソアヴェを名乗らないソアヴェ、アンセルミが造るサン・ヴィンチェンツォ、2011年。
アンセルミは、ソアヴェの革新的造り手。
ソアヴェ・クラシコ地区を代表する造り手でありながら、より良いソアヴェを目指してDOCを脱退。
高品質のワインを、IGTとして生産している。
甘いフルーツの香りを持ち、口に含むとしっかりとした熟成感を感じる。
アンセルミのワインに出会えるとは、素晴らしい夜となった。
さすが『ジャッジョーロ』。
ここでは新しい造り手に何人も出会っている。
セパージュは、ガルガーネガ80%、トレッビアーノ・ディ・ソアヴェ5%、シャルドネ15%。
彼女には、大好きな白トリュフをたっぷりとかけた、リゾットを出してもらう。
白い手袋を付けてすりおろす白トリュフの香りが素晴らしい。
トリュフと一緒に置いてあった米で作ったリゾットにも、香が乗っている。
このパスタは私のお気に入りなのだ。
さて、このあと禁断の三本目のワインを抜栓してしまうが、そのお話はまた明日。