広尾の『アンゴロ』で彼女と過ごす、楽しい夜の続き。
候補は、もちろんバローロとバルバレスコ。
彼女に聞くと、バローロ・ボーイズのような強いネッビオーロではなく、伝統的製法による、果実味を大切にした優しいものを飲みたいと言う。
それならということで、このバローロを選ぶ。
バルバレスコが女性的で、バローロは男性的と言われる。
しかしこの二本の造り手を較べると、バルバレスコは強く、バローロは優しいのだ。
オズヴァルド・ヴィベルティのバローロは、バローロの中では最も女性的と言われるラ・モッラ村の3つの畑のネッビオーロを使っている。
グラスの後ろのテーブルの色のせいで濁って見えるが、実際には綺麗な淡いルビー色。
最初はタンニンが硬かったが、飲んでいる内に開き、果実味が出てくる。
円やかになったタンニンと酸味が調和し、それに果実味と熟成感が加わり、素晴らしいストラクチャーを構成する。
アルコール感はあまりしないが、度数は14.5%もある。
彼女も、飲みたいと言ったとおりのネッビオーロに満足している。
オークのバリックと大樽で二年間、更に瓶内で一年間熟成させ、リリースされている。
年産は、わずか3,000本。
サフランの香りが良い。
アルデンテの麺は、私達の好みの硬さ。
パリッと焼かれた皮と、ジューシーな身のバランスが抜群に良い。
お腹はいっぱいと思っていたが、やはりドルチェは別腹。
広尾のちょっとはずれで、彼女と過ごす素敵な夜でした。





