シカゴ美術館 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

シカゴ美術館探訪の続き。



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更に先に進むと、ピカソ、ミロ、デュビュッフの野外彫刻のモデルが並んでいる。


その奥に、このステンドグラスがある。


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三枚の大きなステンドグラスは、シャガールの作品。


思わず前で立ち止まり、見入ってしまう。



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良く見ると、シャガール独特の月や鳥や羊が描かれている。




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おや、これは連邦政府センターの前にあったカルダーのフラミンゴの小さなモデルだ。


そうか、これを造ってから、あの50tもある巨大な彫像を造ったということなのか。


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ここは、マティスやピカソの展示室。





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教科書でも見慣れた絵が並ぶ。





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キュビスムの絵画が並び、これは誰の作品だろう、これは見たことがある、などと思いながら歩を進める。
















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と、突然優しげな母子像が現れる。


ピカソの「母と子」は、本来は左側に居た父親を、ピカソが消し去ってしまったことで有名。


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ここで、サルバトーレ・ダリが現れる。





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ダリのこの作品の実物を見るのは初めて。


大きな絵の前で、しばし佇む。















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何だかこの辺りから、名作なのかどうなのかわからなくなる。


ミロの「ウーマン」という作品である。


シカゴ美術館に展示されているのだから、時代を代表する名作に違いはないのだろう。


でも、決して自宅の居間や寝室に飾ろうとは思わない。





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この作品に至っては、教育的配慮からも自宅には飾りたくない一品である。


凡人が描くと、白い目で見られ、消え去ってしまうのだろう。


でも、いくら珍しいと言っても、わざわざ写真を撮っている私も問題だとは思う。









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アメリカ美術の展示室に進む。


ここは荘厳な雰囲気がとても良い。


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この美しい銀器は、ティファニーの作なのだそうだ。


思わず立ち止り、じっと眺めてしまう美しさ。


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そして、アブラハム・リンカーン像のモデル。


もちろん大型の彫像はワシントンにある。


不謹慎だが、リンカーンは実はヴァンパイア・ハンターだったという映画、「ヴァンパイア・ハンター」を思い出してしまった。


丸一日使っても全体を観ることは不可能な、シカゴ美術館での、楽しい探訪でした。