シカゴ美術館 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

シカゴはアーキテクチャーの街とご紹介した。


しかし、アートの街でもあるのだ。


ワインは素敵な恋の道しるべ-2012111113320000.jpg
街を歩いていると、そこかしこにあっと驚く作品が現れる。


連邦政府センター前にある、カルダー作の「フラミンゴ」。


重さ50t、高さ16mもある大作である。


ワインは素敵な恋の道しるべ-2012111113400001.jpg
そして、至る所でストリート・アーティストの演奏を聴くことができるのだ。




ワインは素敵な恋の道しるべ-2012111113400000.jpg
ここがシカゴ美術館。


メトロポリタン美術館、ボストン美術館と並ぶ、アメリカ三大美術館のひとつである。


ワインは素敵な恋の道しるべ-2012111113410000.jpg
メトロポリタンには何度も行ったことがあり、ボストンにも一度行った。


ところが、シカゴには数多く来ているのに、そして科学産業博物館にもフィールド博物館にもシェッド水族館にも行っているのに、シカゴ美術館に来るのは初めてなのだ。


正面入り口の左右には、この有名なライオン像がある。


ここは、印象派と20世紀アメリカ美術のコレクションで有名。


収蔵品は30万点を越え、展示品は2千点ほど。


それでも1日では見切れないので、今日は印象派中心に回ることにする。


ワインは素敵な恋の道しるべ-2012111113470000.jpg
印象派の部屋が続く。


奥に見える大きな絵は、ルノアールの「フェルナンド・サーカスの曲芸師たち」。


ワインは素敵な恋の道しるべ-2012111113480000.jpg
モネの作品も、「睡蓮」を始めとして各種揃っている。





ワインは素敵な恋の道しるべ-2012111113500000.jpg
スーラの「グランド・ジャッド島の日曜日-1884」


どれも教科書で学んだ名作だ。


ワインは素敵な恋の道しるべ-2012111113520000.jpg
カイユボット、ルノワール、モネ、スーラ、ドガと、次から次へと、溜息の出るような名画が続く。




ワインは素敵な恋の道しるべ-2012111113560000.jpg
モネの「睡蓮」は、遠くから見ると美しい。


八重洲のブリヂストン美術館のモネの「睡蓮」を、離れた椅子に座って眺めたことを思い出す。


ワインは素敵な恋の道しるべ-2012111113570000.jpg
霧に霞むロンドン塔もやはり遠くから見るべきだ。


でも、睡蓮ほど遠くから見ると、乳白色にぼやけてしまう。


ワインは素敵な恋の道しるべ-2012111113570001.jpg
ロダンの彫像も置かれている。


今にも動き出しそうな、秘めた力を感じる。


エデンの園を追われ、自分が裸であることを認識したイヴの困惑を表しているのだが、それにしてはひたと見据えた眼差しに、冷静な判断の存在を感じる。







ワインは素敵な恋の道しるべ-2012111113530000.jpg
おや、ゴッホもある。


ゴッホ、ゴーギャン、ロートレックが並ぶ。



ワインは素敵な恋の道しるべ-2012111113540000.jpg
「アルルの寝室」。


実物には、教科書では感じることのできない迫力がある。


ワインは素敵な恋の道しるべ-2012111113550000.jpg
おや、見慣れたロートレック、「ムーラン・ルージュにて」だ。


この猥雑感がたまらなく良い。


ワインは素敵な恋の道しるべ-2012111114000000.jpg
ゴーギャンもある。


この雰囲気、遠くからでもゴーギャンだと感じることが出来る。


もうだいぶ時間を使ってしまったが、もう少し探訪することにしよう。


続きは、また明日。