まずは、再びフィゲイラの樹をしげしげと眺める。
上を見上げると、店の一番端にも枝が伸びている。
リカルドが選んでくれたワインは、アルゼンチン最高峰のワインのひとつ、ボデガ・カテナ・ザパタが造る、アンジェリカ・ザパタ・マルベック、2008年。
マルベック造りの巨匠、ニコラス・カテナ・ザパタ氏の最高傑作であるこのワインには、亡き母の名前、アンジェリカが冠されている。
深い果実味と強いタンニンを持つ。
2008年はまだ若く、もっともっと熟成させて飲んでみたい。
付け合わせのポテトフライが、バルーンになっていて面白い。
でも、もう少しレアーの方が好きなのだ。
4種も皿に載せてしまった。
濃く強いコーヒーが、いっぱいになったお腹を癒してくれる。
と思ったら、コーヒーのお供にこんなプティフールがテーブルに届く。
これには絶句。
でも美味しい。
友人達と過ごす、楽しいサン・パウロの夜でした。