ベロ・オリゾンチの夜 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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ミナス・ジェライス州の州都、 ベロ・オリゾンチに着いた時は、もう夜になっていた。


宿泊先の『オーロ・ミナス』にチェックインし、夕食を食べに出ようと思ったが、外は雨。


そこで仕方なく、ホテル内で夕食を済ませることにした。


ところでこのホテル、内部が25階まで吹き抜けになり、一面をスケルトン・エレベーターが上り下りする造りになっているのだ。


ドバイの『エミレーツ・タワー』やモントレーの『クラウン・プラザ』等、この構造になったホテルは多いが、なかなか楽しいものである。


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レストランに入った時は、夜9時。


席は半分くらい埋まっていた。


それが、夜10時になるとこんなに満席に。


確かにラジルでの夕食は夜遅くに始まり、日本人の胃袋にはちょっと堪えるのだ。


それでいて彼らの朝は早い。


強靭な体力と胃袋を持っていないと、こちらの生活は厳しそうだ。


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まずはブラジルのビールで乾杯。


こちらに来て驚くことに、本当に皆さんビールを良く飲む。


とても軽い飲み口の物が多いので、水代わりにガンガン飲んでしまうのだ。


このスコールも、軽いタッチで美味い。








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友人のリカルドは、なにやら店員と料理のことで真剣に話しこんでいる。


彼が飲んでいるのは、ボヘミアン。


同じ名前のビールがメキシコにもあるが、これはブラジルのもの。


彼は、スコールよりボヘミアンの方が好きなのだそうだ。






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前菜には、牛肉のカルパッチョを注文する。


ビールと合うかちょっと心配したが、トーストしたパンの上に載せて食べると、とても良く合う。


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リカルドの勧めに従い、二本目はボヘミアンを注文する。


これも軽めのビール。


彼はボヘミアンの方がコクがあると言い、私はスコールの方が味が強いと正反対の見解。


結局、味較べで交互に何本も飲んでしまう。








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夜遅いので、私はミネストローネで締めくくる。


野菜たっぷりのスープだが、パスタもたっぷり入っているのには驚いてしまった。


まるで、野菜スープきしめんといった感じ。


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ビールでお腹がいっぱいになったので、ナイトキャップにカイピリーニャを注文する。


カシャッサ(ピンガ)とライムと砂糖で作る、ブラジル伝統のカクテルである。


これは美味いが、アルコール度数が高く、酔いが回る。


これで時差に打ち勝って眠れそうだ。


今夜も楽しい、ブラジルの夜でした。