汐留シティセンターにある大好きなお店、『ジ・オレゴン・バー&グリル』が、秋のトリュフ・コースを始めたというので、彼女と共に早速訪れた。
ここは、彼女が一人で来ることができる数少ないレストランのひとつ。
何時ものとおり私が先に着き、ワインを選ぶ。
そして彼女の到着を知らされると席を立ち、店の入り口から一番奥の私たちの指定席に歩いてくる彼女を眺める。
長い脚を交互に前に出しながら、まっすぐに私を見据えて歩いてくる彼女を迎えるのが、大好きなのだ。
彼女を迎えるために選んでおいたワインは、カリフォルニアが生んだ偉大なスパークリング、シュラムスバーグ、ブラン・ド・ノワール、2006年。
今までも何度もご紹介しているカリフォルニアの素晴らしいスパークリング、シュラムスバーグ。
ホワイトハウスの公式晩餐会でも使われている、米国を代表するスパークリングなのだ。
夏にはブラン・ド・ブランを楽しみ、冬にはブラン・ド・ノワールを楽しんでいる。
しっかりとした熟成感を持ちながら、爽快な切れ味を持っている。
アミューズは、トリュフの香りリゾットを球形に、グジェールと共に。
トリュフの香りと共に、スパークリングに良く合うアミューズ。
北海道産帆立て貝のムースとポルチーニ茸の温かいテリーヌ、トリュフソルトのアクセント。
クリーミーなテリーヌがとても美味。
表面だけ火入れしたホワイトアスパラガス、トリュフとマッシュルームのソース、スライスド・トリュフとポーチドエッグ添え。
窓の外を見ると、東京タワーはダイヤモンド・ヴェールに包まれている。
目で見ると、目の前に大きく見えるのだが、カメラに収めると遠くに小さくしか写らない。
そこで望遠にして撮ると、ボケてしまう。
東京タワーを眺める彼女の横顔が美しい。
汐留シティセンターで彼女と過ごす素敵な夜の続きは、また明日。