汐留シティセンターの42階にある天空の楽園、『ジ・オレゴン・バー&グリル』での楽しい夜の続き。
今夜の赤は、カリフォルニアのスタッグス・リープ・ワイン・セラーズが造る、メルロー、2007年。
スタッグス・リープと言えば、1976年5月24日にパリのインターコンチネンタル・ホテルで開催された、ブラインド・テイスティングのカベルネ・ソーヴィニヨン部門で優勝し、カリフォルニア・ワインの実力を世に知らしめたワイナリーである。
そのスタッグス・リープが造るメルローなのだ。
単に濃く強いだけでなく、ボルドーにも負けない優雅さ、エレガントさを兼ね備えているのである。
アルコール・アタックは感じないが、度数は結構高い。
彼女と共に、スタッグス・リープの最高峰、カスク23を飲んだことを思い出す。
それ以来、彼女もスタッグス・リープには一目置いている。
コルクにも、スタッグス・リープのトレード・マークの鹿が刻印されている。
バターナッツパンプキンのポタージュ、天使の海老のポワレを添えて、白トリュフのアロマ、カプチーノスタイルで。
名前は長いが、味は飛びきりに良い。
口とお腹がすっきりとし、メイン料理を食べる準備が整う。
USビーフ・テンダーロインの炭火焼、フランス・ペリゴール産フォアグラのポアレ、黒トリュフのソース。
無花果は、二人の好物。
美味い食事の後には、シンプルな飲み物が合う。
汐留の天空の楽園、『ジ・オレゴン・バー&グリル』で彼女と過ごす、素敵な夜でした。