シロッコ、ステート・タワー、バンコク | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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今夜は、久しぶりにステート・タワーに上り、バンコクを一望することにした。


これがステート・タワー。


宿泊ホテル、『ロイヤル・オーキッド・シェラトン』からゆっくり歩いても10分ほどで行ける距離である。


この最上階、64階の黄金のドームに目指す場所、『シロッコ』があるのだ。






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ここがビルの入り口。


重厚な造りのエントランスを進み、奥の64階直結のエレベーター・ホールに進む。


簡単な荷物チェックを終え、エレベーターに乗り込む。


同乗者は、全て欧米人。


何故か日本人は居ない。


欧米人の方が高い所が好きなのか、それとも欧米には日本に較べ高層ビルが少ないので、珍しいのだろうか。


アメリカには高層ビルがいっぱいあると言われるかもしれないが、それはニューヨークやシカゴのことで、そのどちらの街にも行ったことが無いアメリカ人がほとんどなのだ。

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ここが64階のテラス。


良い場所は既に先客に占められている。



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チャオプラヤー川が、はるか下方に見える。


でも、ここに居る人達は、景色よりも恋を語るのに忙しそうだ。


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室内のバーでビールを頼み、オリーブとピスタチオをつまみながら、外の展望バーが開くのを待つ。


64階に来ても、それほど涼しくなる訳ではない。


ということは、冷えたシンハ・ビアが美味いと言うことだ。












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ようやく空中に突き出たような、天空のバーがオープンする。


グリーンに光っているところが、高所恐怖症の人には地獄のような場所である。


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天空のバーからシーロム地区のビルを眺める。


ビルに灯りが点り始め、どんどん美しくなる。



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バーからレルトランを眺める。


昨年の彼女の誕生日のお祝いを、ここでしたことを思い出す。


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夜の帳が降りると共に、来客も増えてきた。


ここのあまりの美しさに驚き、誰もが写真を取り始めるのが面白い。


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ドームから階段を下りてくると、街の景色に見入ってしまう。


そして一息ついて後ろを振り返ると、自分が降りてきた階段の上に輝く、黄金のドームに心奪われる。


何度来ても、素敵な場所である。











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ドームから降りると、急にワインを飲みたくなる。


暑いバンコクでは、やはり白を選んでしまう。


オーストラリアのリンデマンズ、プレミア・セレクション、シャルドネ、2011年。


ヘンリー・リンデマンが1843年に設立した、ハンター・ヴァレーにあるワイナリーで、コスト・パフォーマンスに優れたワインを生産している。


実は、米国にリンデマンという名の友人が居るので、思わず頼んでしまったのだ。




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過度に果実味が強過ぎず、軽快で爽やかなシャルドネ。


外は暑いので強めに冷やして飲むと、とても美味い。


友人のリンデマン氏とは今月クリーヴランドで会う予定なので、彼にこのワインをバンコクで飲んだことを話そうと思う。


今夜も楽しい、バンコクの夜でした。