彼女と過ごす、丸の内の『マンゴツリー東京』での素敵な夜の続き。
二本目は、珍しいレバノンの赤。
イクシールが造る、アルティチュード・ルージュ、2009年。
アルティチュードは、イクシールのベーシックなシリーズ。
ワイナリーが平均標高1,000mのベッカー高原にあることから、アルティチュード=高地という名前が付けられている。
因みにイクシールとは、アラビア語の”Elixir”(不老不死の霊薬)に由来し、「永遠の若さと愛をもたらす」との意味。
口に含むと、とてもバランスが良く、フランスのボルドーのような重厚で洗練された味わいを持つ。
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン35%、シラー22%、カラドック26%、テンプラニーリョ17%。
実はこのワイナリーは、あのカルロス・ゴーン氏が投資家の一人なのだ。
ゴーン氏の両親はレバノン系であり、ゴーン氏は故郷の素晴らしいワインの発展にも協力しているのだ。
これをスイートチリソースで食べる。
トッピングを彼女の皿に綺麗に盛り付けたので、私の皿はちょっと寂しげ。
『マンゴツリー東京』のカレーは、ギルーンもイエローもレッドも最高に美味い。
辛いのは辛いが、茄子の甘味と相まってとても旨い。
デザートは、定番メニュー、一日5食限定の、マンゴツリータワー。
サワークリームと生クリーム、アイスクリームの組合せが最高に美味い。
限定品なので、食べたい時は最初に注文しておくのだ。
今夜の料理もワインも美味しく、彼女は何時にも増して一層輝いている。
考えてみれば、10年前に丸ビルが建設された頃には、八重洲側には高層ビルは1本も無かった。
東京駅の駅舎は、既に照明が落ちて暗くなっている。
丸の内の大好きなお店、『マンゴツリー東京』で彼女と過ごす、素晴らしい夜でした。