今夜は素敵な仲間達と、汐留シティセンターの最上階、42階にある『ジ・オレゴン・バー&グリル』を訪れた。
早速、カリフォルニアのスパークリングで乾杯。
シュラムスバーグ、ブラン・ド・ノワール、2007年。
ホワイトハウスの公式晩餐会でも使われている、アメリカを代表するスパークリング・ワインである。
それでいてコクがあり、キリリと引き締まった辛口なのだ。
私は『オレゴン』では、夏にはシュラムスバーグのブラン・ド・ブランを飲み、冬にはブラン・ド・ノワールを選んでいる。
グラスにもシュラムスバーグの名前が入っており、ここの一押しのスパークリングであることがよくわかる。
シャトー・モンテリーナ、シャルドネ2009年。
ワイン好きの方はもうおわかりのとおり、パリ・テイスティング事件の立役者のワインである。
1976年5月24日、パリのインターコンチネンタル・ホテルで行われたフランス・ワインとカリフォルニア・ワインのブラインド・テイスティングで、並み居る名醸ワインを退けて優勝したワイン(1973年ヴィンテージ)である。
カリフォルニアにありがちな過度の濃厚さや果実味を上手く抑え、ドライで乾草の香りを持つ、素晴らしい熟成感に仕上げている。
『オレゴン』には、シャトー・モンテリーナだけではなく、パリ・テイスティング事件のもう一つの立役者、カベルネ・ソーヴィニヨン部門で優勝したスタッグス・リープのワインも置いている。
さて、楽しい夜の続きは、また明日。