友人達と過ごす、銀座の『シンガポール・シーフード・リパブリック』での楽しい夜の続き。
イタリア、アブルッツォ州のグラン・サッソが造る、モンテプルチアーノ・ダブルッツォ、2011年。
グラン・サッソは、アブルッツォ州の最高峰の山の名前。
充分な果実味とタンニンを持つミディアム・ボディで、コスパ抜群のワインである。
ぶどうは、モンテプリチアーノ100%。
私が好きな、チリ・クラブにしてもらった。
揚げパンをもらい、チリ・ソースを掬って食べると、一層美味。
2本目の赤、つまり今夜の4本目は、カリフォルニアのワインを選ぶ。
スペルバウンド、メルロー、2009年。
モンダヴィ家の4代目ワイン・メーカー、ロバートが立ち上げたワイナリーである。
スペルバウンドとは、”魔法にかかった”という意味。
それを象徴するかのような月のエチケットが何とも幻想的である。
100%ステンレス・タンクで発酵させ、アメリカン・オークとフレンチ・オークの樽で熟成させている。
新樽比率は、20%。
重くなりがちなメルローを、果実味豊かに、そしてエレガントに仕上げている。
セパージュは、メルローが76%と、その他のぶどうが24%。
もうお腹はいっぱいなのだが、美味しので食べてしまう。
デザートは、アッサムミルクティーのソルベとアジアンコンポート。
これだけ食事を食べても、デザートは別腹。
今夜も美味しく、楽しい銀座の夜でした。