今夜は何を飲むかと、セラーをごそごそ。
これは彼女と飲むために取っておこう。
これもそうだ。
これは、まだ早い。
などと言っていると、飲むワインが限られてしまう。
コウシーニョ・マクルの、アンティグア・レゼルヴァ、カベルネ・ソーヴィニヨン、2009年。
コウシーニョ・マクルは、チリで最もエレガントな造り手と言われている。
それもそのはず、醸造責任者は、シャトー・ムートン・ロートシルト、オーパス・ワン、アルマヴィーヴァでも有名な、パスカル・マーティ氏なのだ。
ワイナリーは、コウシーニョ・ファミリーが1856年にサンチャゴ郊外のマクル村を拠点にワイン造りを開始したことから始まる、長い歴史を持つ。
グラスに注ぐだけで、素晴らしい香りがふわっと漂う。
口に含むと、強いタンニンと複雑なニュアンスを持つ素晴らしいボディ。
自社畑のぶどうを100%用い、フレンチオークの新樽で12ヶ月熟成させている。
この品質にして、価格はとても良心的。
素敵なお家ワインを楽しんだ夜でした。