今夜は、仲の良い友人達と『葡萄屋』に繰り出した。
最初の一本は、フランス、マコン・シャロネーズ地区でデヴネ・エ・フィスが造る、ヴィレ・クレッセ・テット、2004年。
ヴィレ・クレッセは、とても小さなAOC。
私もこの地区のワインは、葡萄屋でしか飲んだことが無い。
デヴネ・エ・フィスは、飲み頃を迎えたワインのみ出荷するという造り手。
それだから、飲んで外れが無い。
とても重厚なボディをしているが、これは貴腐ぶどうを配合しているためなのだそうだ。
二本目は、メゾン・ルロワのブルゴーニュ・ルージュ、2000年。
ルロワは、1868年創立のブルゴーニュを代表する名門ネゴシアンのひとつ。
そのルロワの、2000年ものである。
この薄いルビー色のピノ・ノワールが好きなのだ。
ACブルゴーニュとはいえ、さすがルロワ。
複雑なニュアンスを持ち、しっかりとしたタンニンも充分に備えている。
そして、三本目は、コトー・デュ・ラングドックのドメーヌ・エリエ・フェリエール、レ・ロマラン、2008年。
最初の赤が、北のブルゴーニュのピノ・ノワールだったので、二本目の赤は南のラングドックのワインを選んだ。
ぶどうは、ムールヴェードル、グルナッシュ。
口に含むと、スパイシーでチョコレートの香り。
程良いタンニンを持ち、余韻はそれほど長くない。
個性の異なるワインを飲み比べてみるのはとても楽しい。
友人たちとの話もワインと共にどんどん発展。
今夜も楽しい、秋葉原の『葡萄屋』の夜でした。