今夜のワイン、イタリー亭、亀戸 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

亀戸のイタリー亭で、友人達と食事をした。


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亀戸辺りには、良いワインを飲むことが出来る店は多くない。


というか、あまり知らない。


このお店も友人が探しだした店で、私にとっては初めての場所。


ところが、なかなか良心的なワインを揃えている。


今夜は飲んだワインのみをご紹介。


最初は、アブルッツォ州の有名ワイナリー、マラミエーロが造る、アニマ、2011年。


樽を使っておらず、ぶどうの自然な果実味を豊かに感じる。


フルーティで、酸とミネラルのバランスが良い辛口の白。


ぶどうは、トレッビアーノ100%。


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二本目も、白を選ぶ。


フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のコッラヴィーニが造る、コッリオ、シャルドネ・ディ・サッシ・カヴィ、2009年。


コッラヴィーニは、フリウリで4代にわたって高品質ワインを生み出す、この地域を代表する造り手のひとつ。


厚みのあるボディに適度な酸を持つ、素晴らしいシャルドネ。


とかげのエチケットで有名なワインである。







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三本目は、赤。


カンパーニャ州のマストロベラルディーノが造る、アリアニコ・カンパーニャ、2009年。


マストロベラルディーノは、カンパーニャを代表する造り手で、絶滅しかかっていたカンパーニャの土着ぶどうを復活させたことでも有名。


マストロベラルディーノの300年記念ボトル、タウラジ・リゼルヴァ、チェント・トレンタ、1999年を飲んだことがあるが、本当に素晴らしい赤だった。


このワインはスタンダード・クラスだが、アリアニコの良さを充分に体現したフルボディである。


亀戸で初めて出会った、素敵なイタリアンの夜でした。