モンテレーには、10年以上前に10回近く訪れたことがある。
陽気で明るく、楽しい町だった。
それが今は、米国へ密輸される麻薬の集積地となり、抗争が絶えない街となってしまった。
市内の危険地帯では、毎朝路上に死体が横たわる、世界でも最も危険な街になってしまったのだ。
それでも、ヒューストンからモンテレーに向かう機内は陽気。
機長と挨拶を交わし、冗談を言い合う。
操縦席も目の前で、操縦も見えるし、会話も丸聞こえ。
空港でボディーガード二人に出迎えられ、四輪駆動の車に飛び乗る。
向かった先は、プレジデント・インターコンチネンタル・ホテル。
平和が戻る日を祈りながらの、モンテレー到着でした。
ところで、このホテルのバスルームのメイキングはとても素敵だ。
トイレットペーパーが、こんな具合に飾られている。
ちょっとした心遣いだが、見ると楽しくなる素敵なアレンジ。
血なまぐさい話ばかりのモンテレーで見付けた、心休まるホテルのメーキングでした。