今夜のワイン、シルベラード、銀座 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今夜は、友人達と銀座の『シルベラード』に食事に繰り出した。


外は雨。


でも、『シルベラード』の中はどこまでも素敵で楽しい空間。


今夜は、料理の写真は省略し、飲んだワインのみご紹介。


中原シェフ、ごめんなさい。


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乾杯は、トレンティーノ・アルト・アディジェ州が誇るスプマンテ、フェッラーリ、マキシマム・ブリュット。


フェッラーリは、1902年にジュリオ・フェッラーリによって設立された。


シャンパーニュ製法と書かれている通り、瓶内二次発酵で生産されている。


30ヶ月以上の熟成を経て出荷される、高品質のスプマンテなのだ。


ぶどうは、シャルドネ100%。

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二本目は、ウンブリア州のカステロ・デッラ・サラが造る、ブラミート・デル・チェルヴォ、シャルドネ、2010年。


カステロ・デッラ・サラは、トスカーナを代表する造り手、アンティノリが保有するワイナリー。


ぶどうの果実味、豊かな熟成感、これは高品質のシャルドネ。


イタリアには、素晴らしいシャルドネが多い。


今夜も、美味いシャルドネに出会えて幸せ。



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三本目は、赤にする。


四本目に濃い赤を飲むために、三本目は少し軽めのワインを選択。


と言っても、充分に良いワインである。


ピエモンテ州のテッレ・デル・バローロが造る、バルバレスコ・リゼルヴァ、2005年。


テッレ・デル・バローロは、420のメンバーを有する生産者組合。


良質でコストパフォーマンスの高いバローロやバルバレスコの生産で有名な造り手である。


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そして四本目は、大好きなルカ・ダットーマのワインを選んだ。


イタリアのスター・エノロゴ、ルカ・ダットーマが自ら経営する、バイオダイナミック・ワイナリー、アジェンダ・ヴィティヴィニコラ・ドゥエマーニの、アルトロヴィーノ、2007年。


ぶどうの果実味と強い凝縮感を持ち、スムースなタンニンとのバランスが良い。


ルカ・ダットーマは、スイサッシ、ドゥエマーニという上級のワインも生産しているが、私はアルトロヴィーノが一番好きなのだ。


ぶどうは、メルロー50%、カベルネ・フラン50%。


ちょっと飲み過ぎたが、今夜も楽しい『シルベラード』の夜でした。