丸亀に住む友人が、素敵なフレンチに案内してくれた。
そのお店は、丸亀の郊外にある、『ドゥ・ザベイユ』。
明るい店の照明が、客を惹き付ける。
アルザスのリースリングと、フランスのテーブルワイン。
友人と、どちらにするか相談するのも楽しい。
普通ならAOCワインを選ぶのだが、このテーブルワインには、ちょっと気を惹かれる。
価格は驚くことに、テーブルワインの方が高い。
そこで、この”蔵”というフランスワインを試してみることにする。
香りは強くなく、極めてドライな飲み口。
炭酸ガスが結構強いので、熟成感はあまり感じない。
ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
このワイン、自然派ワイン界の寵児、ティエリー・ピュズラがロワールで造るワインなのだ。
ティエリー・ピュズラは、1994年に兄と共に父親から畑を引き継ぎ、ル・クロ・デュ・テュエ・ブッフを設立。
1999年には、自らの名前を冠したネゴシアン、ティエリー・ピュズラを立ちあげた。
この”蔵”は、来日の際に訪れた日本酒の蔵にインスピレーションを得て造ったものだそうだ。
蔵には、ガメイで造られた赤もある。
蛸とミルガイとマテ貝のバターソテー。
瀬戸内海で獲れる鰆は、太平洋の沖鰆と異なり、身がとても柔らかで美味。
これはなかなか美味い。
左がフランス産、右がイタリア産のエキストラ・ヴァージン・オリーブオイル。
味の違いを試しながらパンを食べると楽しい。
さて、友人との賑やかな食事の続きはまた明日。