鮨とワインのマリアージュの会、壮石、東銀座 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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東銀座のお鮨屋さん、『壮石』で開かれる鮨とワインのマリアージュの会に、彼女と共にまた参加した。


少し早めに着いたので、お店に一番乗りしてしまった。


おや、各席には赤ワインが注がれた二つのグラスが置かれ、テーブルの端には二本のワインが置かれている。


今日は、伝統的な造り方と現代的な造り方の比較の会のはず。


主催者の岡田さんが、どちらが伝統的でどちらが現代的なワインか、参加者に飲み較べて当ててもらうつもりのようだ。


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私の席の前にも二つのグラスと説明書が置かれている。


おや、今日はスペインの赤二種類と、オーストリアの白二種類の飲み較べのようだ。


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会が始まり、まず右のグラスを試す。


これは優しい造り。


充分な熟成を経た、落ち着いたタンニンと心地よい酸味が特徴。


香には、かすかにバニラを感じる。









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次に左のグラス。


こちらの方が色が濃く、香が強い。


口に含むと、より強い果実味と若いタンニンを感じる。


さて、今日のテーマはスペイン・リオハの伝統的な造り方と、現代風の造り方の飲み較べ。









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最初のワインは、ラ・リオハ・アルタが造る、リオハ・ティント・グラン・レゼルヴァ・904、1998年。


アメリカ産のオーク樽を使い、熟成期間は60ヶ月以上。


14年を経てとても落ち着いた風情を持っているが、ぶどう由来の果実味を保ち、円やかなタンニンと酸のバランスが心地よい。


バニラの香りを感じたのは、アメリカ産オークの樽で熟成させた証拠。


ぶどうは、テンプラニーリョ90%、グラシアノ10%。


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後に飲んだ強い赤は、テルモ・ロドリゲスが造る、ランサガ、2007年。


強いタンニンと果実味。


フランス産オークのバリック(小樽)を用いて短い期間で熟成させており、ぶどう固有の果実味が強く、タンニンもより鮮明に自己主張している。


ぶどうは、テンプラニーリョがメインで、グラシアノ、グルナッシュがブレンドされている。


どちらが好きかは、人それぞれなのだろう。


いや、どのような食事に合わせ、どのような体調で、誰と一緒に飲むかによって、選び分けるのが楽しいのだろう。


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鮪のたたき、アボカドソース添え。


これはワインに良く合う。



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焼いたじゃがいもに、ブリーと酒盗を載せたもの。


これは面白い組み合わせ。



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ここで第二の課題、オーストリアのリースリングの飲み較べ。


以前は良くウィーンに行っていたので、オーストリアのワインを飲む機会が多かった。


最初の一本は、シュタット・クレムスの、リースリング・グリレンパルツ。


リースリングのぶどうの果実味と果実香をしっかりと持った、心地良いワインである。


ステンレス・タンク発酵なので、樽香は無い。



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そしてもう一本は、大好きなワイン。


ニコライホーフのシュタイナー・フント、リースリング、レゼルヴァ、2007年。


オーストリアのビオディナミの先駆者としても有名。


強い熟成感、豊かな果実味、抑え気味のぶどう香、ほのかな樽香。


素晴らしいボディのワインである。


ウィーンのワイン・ショップで何本も購入したが、とても高価だったことを思い出した。


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充分にワインを味わったところで、お食事が出される。


茶碗蒸し。


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そして、握り鮨。


ネタも飛び切りに美味く、赤、白に合わせて食べ分けてみる。


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〆は赤出汁。


ワインをたっぷりと飲んだ後の赤出汁は、意外に美味い。


今回も彼女と楽しんだ、『壮石』でのワイン会でした。