今夜は、 昨年ハンブルクで購入したワインを開けた。
ヴュルテンベルクのゾンネンホフが造る、ドルンフェルダー・トロッケン、2009年。
ヴュルテンベルクは、バーデンの南東地域にある、ドイツでは南部の生産地。
ぶどうの作付面積、ワインの生産量ともモーゼルを上回るが、この地域のワインは日本にはほとんど入っていない。
赤ワインの生産量で見れば、ドイツで一番の産地なのだ。
しかし口に含むと、色から想像していた過度に重いボディではなく、酸とミネラルのバランスの良い、とても良質のボディ。
抑えられた果実香、円やかなタンニン、控えめな樽香、どれをとっても洗練されている。
こんな素晴らしいワインがドイツで造られていたとは。
しかも、日本に入っていないとは残念である。
今度ドイツに行く時には、ヴュルテンベルクの赤ワインを何本か購入することにしよう。
ハンブルクで買ってきた、美味いドイツワインを楽しんだ夜でした。