友人宅でホームパーティ | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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今夜は、友人宅に招待された。


ホテルの玄関に置かれたガネーシャの像が見送ってくれる。


ガネーシャは座っている像が多いが、ここのはのんびり寛いでいる。


障害を取り除き、富と財産をもたらす、商業の神様なのだ。


招待された時間は、夜8時。


8時からおつまみで飲みながら歓談し、食事は10時を過ぎてから。


食事が終われば、散会となるのがこちらのパーティ。


日本人にとってはお腹が重くて眠ることができないが、こちらの人にとっては満腹状態で寝ることが幸せなのだそうだ。

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友人宅に到着すると、ガードマンが大きな鉄の扉を開け、中に車を誘導してくれる。


庭のバニヤン・ツリーの大木には、ブーゲンビリアが巻き付き、不思議な風情を醸し出している。


広い庭には、椰子、マンゴー、ライチなどの樹が植えられ、また庭師が精魂込めたダリア、バラなどの花々が美しく咲き乱れている。


暑いインドでもさすがに近も季節は気温が低く、夜は20度ちょっとと気持のよい気温。


こちらの人には寒すぎるようで、今夜は庭では無く、室内で行うとのこと。


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友人が住む邸宅には明かりが煌々と灯り、私を迎える準備ができている。


玄関に向かって歩を進めると、到着を知った友人が出てきて、熱い抱擁で迎えてくれる。


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10時を過ぎたころ、ようやく食事が始まった。


歓談の間とは別の部屋に料理の載ったテーブルが置かれ、手に持った大きな皿に料理を取り、立ったままで左手に皿を持ち、右手だけで食事をする。



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慣れないうちは大変食べづらいが、慣れてしまえば結構上手く食べることができるようになる。


食事が終わると、友人から素敵なプレゼントをいただいた。


この地方名産の、真鍮で作った人形である。


大変貴重なものだが、大変重い。


インドの地方都市で、友人の暖かいおもてなしに心から感謝した、楽しい夜でした。