インド列車の旅 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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コルカタから列車に乗り、内陸部に旅することにした。


コルカタの陸の玄関口、ハウラ駅は午前五時半にもかかわらず、大変な混雑。


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ハウラ駅は、ホームの横まで車で乗り付けることができるので、とても便利。


列車の出発時間が近づくと、多くの車がホームに横付けし、駐車場所を見つけるのが難しくなる。


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特等車に席をとったので、座席の奪い合いも無く、列車内は整然としている。


一方大変なのは、荷物を置く棚の取り合い。


皆さん荷物が多いので、早く社内に乗り込まないと棚に置場が無くなってしまうのだ。
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三時間半の旅を終え目的地に着くと、到着駅もこの混雑。


狭い階段に乗降客がひしめき、将棋倒しになりかねない危うさ。


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ドアから人があふれんばかりに乗り込むと、静かに列車はホームを離れる。




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駅舎を出ると街はこの混雑。


乗り合いタクシーやオートバイに交じって、人が行き交い、耳を覆いたくなるようなクラクションの音が飛び交う。


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少しでも隙間を見付けると、車の鼻先を突っ込む。


そうしないと何時まで経っても前に進めないのだ。


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激しくせめぎ合う車の横では、市場の前を人がいっぱい歩いている。


クラクションを鳴らされたぐらいで避けていたのでは、彼らも生活が成り立たないのだろう。


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結局、一番悠然としているのは、牛たちのようだ。


車が激しく行き交う道のすぐ脇で、のんびりと草を食んでいる。


神の使いである自分たちが、決して傷付けられないことをわかっているのだろうか。


インドの地方都市での一こまでした。