前回訪れた時の料理が美味しく、飲んだワインも素晴らしかったので、また行きたいと彼女が言い出した。
確かに、寒い時はちゃんこが美味い。
そこで、元赤坂の『まき田』にまた行くことにした。
店のご主人の友人、九重親方から贈られた櫓の隣の席に着く。
乾杯は、まだ飲んだことのない白を選ぶ。
バロン・ド・ロートシルトが造る、サガ・”R”・ボルドー、2008年。
五大名醸のひとつ、シャトー・ラフィットを擁するバロン・ド・ロートシルトが、大部分を自社畑のぶどうから製造するワインである。
サガ・”R”とは、「ロスチャイルド家の伝説」という意味。
ぶどうは、セミヨン60%、ソーヴィニヨン・ブラン40%。
爽やかでバランスの良い白ワインである。
イクラやカラスミが美味い。
ワインとも良く合う。
マグロと鯛の、漬け浸しが美味い。
彼女が大好きな、グイダルベルト、2009年。
トスカーナを代表するサッシカイアを擁する、テヌータ・サン・グイドが造る、グイダルベルト。
サッシカイアの畑とは道一つ隔てた畑のぶどうで造られ、セパージュはメルロー45%、カベルネ・ソーヴィニヨン45%、サンジョヴェーゼ・グロッソ10%。
強い熟成感を持ちながら、洗練されたフルボディ。
これは本当に素晴らしいワインである。
これは美味い。
彼女も大好きで、前回もお代りをした。
金柑と黒豆がアクセント。
新鮮で良質の烏賊が入荷したときにしか造らない逸品。
もう充分飲み過ぎだが、女将さんがまたまたワインを持って席に来てくれる。
飲みましょうと言って開けてくれたワインは、ボルドー、サンジュリアンのグラン・クリュ、シャトー・ラグランジュ、2006年。
サントリーが荒廃したシャトーを買収したのは、1983年。
それ以来、不断の努力と巨額の投資により、素晴らしいワイナリーに変身した。
新樽比率60%で、18~20ヶ月熟成させた、エレガントで深みのあるワインに仕上がっている。
ぶどうは、カベルネ・ソーヴィニヨン66%、メルロー27%、プティ・ヴェルド7%。
隣のテーブルで仲居さんが造り、目の前に届けてくれる。
最高に美味いちゃんこなのだ。
お腹はいっぱいでも、思わず食べてしまう。
きっとこんな体型になってしまっているのだろう。
このお店は、何時来ても本当に寛ぐことができる。
元赤坂の『まき田』で彼女と過ごす、楽しい夜でした。












