グローヴァー・ヴィンヤーズ、ソーヴィニヨン・ブラン、2009年。
エチケットの下部に、ミッシェル・ローランとのコラボ・ワインであることが誇らしげに書かれている。
グローヴァー・ヴィンヤーズのこのシリーズは、インド・ワインの中では今一番気に入っているものなのだ。
前回4本買ってきたので、確かセラーには赤がまだ二本残っているはず。
しかし、温暖な気候の地で造られたような、甘ったるい果実香は無い。
酸はそれほど感じないが、キリリと引き締まった上質のソーヴィニヨン・ブランである。
このワイナリーは、カンワル・グローヴァーがインドで初めてフランス種のぶどうを栽培したところから始まり、息子のカビル、孫娘のカリシュマとグローヴァー家三代で経営している。
特にカリシュマは、カリフォルニア大学デイビス校でぶどう栽培とワイン醸造学を学び、副専攻で経営学を学んだ秀才。
今はフランスが誇るコンサルタント、ミッシェル・ローランの指導を受け、インド随一の品質を誇るワインを生産している。
詳しくは、私の2011年3月31日の記事を参照してくださいね。
ワイナリーの場所は、インド南部、バンガロール市の北、約45Kmのナンディ丘陵。
インド南部と聞くと、そんなところでぶどうが栽培できるの、と思ってしまうが、標高は800mととても高いのです。
今後も成長が期待される、インドワインのご紹介でした。