今夜は、この前の旅行でバンコクで買ってきたタイ・ワインを飲むことにした。
サイアム・ワイナリー、ナガ、サイアム・ホワイト・ブレンド、2010年。
サイアム・ワイナリーと言えば、モンスーン・ヴァレーと言う名前のワインが有名で、日本のタイ・レストランでも飲むことができる。
このナガというシリーズは初めてであり、どんなワインか楽しみにしていた。
しばらく置くと、グラスの側面に小さな泡が付いた。
口に含むと最初は甘みを感じるが、後味はすっきりとしている。
豊穣なぶどうの果実味を持ち、酸味はあまりない。
ちょっと強めに冷やして味わうと、なかなか美味い。
デイリー・ワインとしては、なかなか品質が高い。
白のブレンドとのことだが、裏を見ると、シュナン・ブラン、コロンバール等、数種類の白ぶどうをブレンドしていると書かれている。
その下にはタイ語で何か書かれているが、この文字は全く理解できない。
実は今夜、最初はシャトー・ド・ルーイを開栓(スクリューキャップ)した。
ところが、むせるような古い醸造香が鼻を打つ。
口に含んでも果実味は無く、変な醸造の臭みが前面に出ている。
そのままシンクに流してしまった。
これはブショネではなく、醸造段階の問題である。
以前にもシャトー・ド・ルーイで同じ経験をしている。
今度こそと思ったが、このワイナリーに以前の輝きはもう無いのかもしれない。
さて、今回買ってきたワインはあと二本(セラーには数本のタイ・ワインが入っている)。
飲んだ時に、また報告します。