白金台に、『オストゥーニ』という、プーリアとシチリアの素晴らしいワインを飲むことができる店があった。
そのオーナーをされていた三輪さんが、恵比寿のお店、『アトリオ・クチーナ・タクボ』でカムバックしたというので、友人達を誘って、早速訪問した。
店に入ると、シャンデリアと大きなワイン・セラーが迎えてくれる。
カンテレが造る、アルティチェッリ・フィアーノ、2010年。
すっきりとした、気持ちの良い辛口。
友人達も、これは美味いとがぶがぶ飲んでしまう。
添えられたドライ・トマトのオリーブ・オイル漬けが美味い。
プリプリの身が美味。
一本目をあっという間に飲んでしまったので、二本目もプーリア州の赤を抜栓する。
同じく、カンテレが造る、アルティチェッリ、アリアニコ、2008年。
アリアニコと言えば、カンパーニャ州のタウラジや、バジリカータ州のアリアニコ・デル・ヴルトゥレが有名。
プーリア州のアリアニコとはどんなワインなのか、大いに興味が湧く。
重く強いワインを想像していたが、飲んでみると、とても綺麗なワイン。
樽を使わず、ぶどう本来の果実味を大切にした、素晴らしい出来栄え。
サンダニエーレ産熟成生ハムと季節野菜のサラダ仕立て。
生ハムは、サンダニエーレ産が一番のお気に入り。
店に入った時は、他に一組しか客はいなかったが、気が付いてみると満席になっている。
骨まで美味しく食べることができる。
アリアニコに良く合う。
ピリ辛で美味い。
三本目は、シチリア州のワイン。
グラーチが造る、エトナ・ロッソ、クオータ600、2007年。
これは強い熟成感を持つ、フル・ボディ。
今からのメイン料理とも良く合うはず。
ぶどうは、シチリアの地ぶどう、ネレッロ。
確かにこれは、美味い。
パリパリの皮と一緒に食べるのが美味い。
そして、赤ワインにも良く合う。
友人達も喜んでくれた、楽しい夜となりました。
これからも、よろしくお願いします。