外苑前にある『アクアヴィット』には先月も顔を出したが、その時はバーでワインを飲んだだけだった。
店まで車を乗り付けずに、青山通りで降りると、彼女と肩を並べ、店への石畳のアプローチを歩く。
席に着くと、すぐにカリフォルニアのカレラ、キュヴェV、シャルドネ2009年で乾杯。
カレラは、説明の必要も無いほど有名な、カリフォルニアの銘醸。
その中で、キュヴェVはちょっと変わったワイン。
これは、日本のインポーター、ヴィノラムのために造られた、スペシャル・ブレンドなのだ。
通常のシャルドネ、セントラル・コーストに較べると、トップ・キュヴェを生み出す畑、マウント・ハーランのぶどうを5%ブレンドした、高級版。
豊穣で少し果実味の強いボディはセントラル・コーストと同じだが、より熟成感の強い仕上がりとなっている。
この綺麗な薄めの黄金色を見ていると、それだけで嬉しくなってしまう。
これだけで白ワインが進む。
これで悪酔いを防ぐことができるのだ。
もちろん、飲み過ぎなければの話。
白ワインにも良く合う。
カリフォルニアのシュグ・ワイナリーが造る、カベルネ・ソーヴィニヨン、ソノマ・ヴァレー、2006年。
1980年にドイツ系移民のウォルター・シュグが設立したワイナリーで、フレンチ・スタイルのワイン造りで定評がある。
このワインも、強い果実味と抑えた樽香を持つ、素晴らしいボルドー・タイプである。
発酵はステンレス・タンクで行い、アメリカン・オークで18カ月熟成させている。
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン75%、メルロー13%、カベルネ・フラン11%、シラー1%。
コルクに電話番号とホームページ・アドレスが書かれているのは、いかにもアメリカ。
ロブスターの濃厚な味が素晴らしい。
骨付き仔羊のロースト、ジャスミンソース、グリーン野菜とミントソース。
このレアーな仔羊がとてもジューシーで美味い。
やはりチーズと赤ワインは良く合う。
北欧料理らしくて、素敵。
でも、人の形をしたクッキーを食べるのは苦手。
外苑前で彼女と過ごす、素敵な夜でした。









