場所は、『ハイアット・リージェンシー博多』。
ロビーは、円形に柱が並び立ち、荘厳な雰囲気を醸し出している。
このホテルは空港からも近く便利なので、博多に来た時はここか、『ANAクラウンプラザ』に泊まっている。
結婚式では重要な役割を担う場所である。
階段だけ見ていると古典的な感じだが、全体を見ると近未来的な空間である。
店は奥深く、個室と半個室のブースが並んでいる。
奥の、テーブル席の半個室に席をとる。
器が特徴的で、海外からの友人達も手にとって眺めている。
サントリーのプレミアム・モルツ。
ビールはあまり飲まないが、飲む時はエビスかプレミアム・モルツにしている。
やはりビールに良く合う。
海藻から作ったところてんのような食べ物。
東京でも時々食べたくなる。
実は私の好物。
日本酒にも良く合うのだ。
似たような根菜の煮物は多いが、福岡の物は鶏出汁で、甘みが付いている。
友人達にビールの次に何を飲みたいか聞いてみると、日本酒が良いと言う。
最初の日本酒は、福岡は久留米の酒、独楽蔵。
製造元は1898年創業の杜の蔵で、大吟醸を含め、生産する全ての酒が純米酒という蔵である。
部屋を担当してくれる女性が、一緒に写っていいですか、と言って顔を出す。
笑顔がとっても素敵。
友人達もこれは旨いと言って、杯がどんどん進む。
博多は、ホルモンでも有名。
これは、欧米でも人気メニューなのだ。

酒を、一層辛口の船中八策に代える。
これは、高知の司牡丹が造る、純米酒である。
船中八策とは、坂本龍馬が慶応3年6月9日、土佐藩船「夕顔丸」の中で、大政奉還後の政治体制に関する八つの策を立案したことを指す。
素晴らしキレを持っている。
精米歩合は60%で、日本酒度は+8もある。
友人たちは、今まで飲んだことが無いタイプの日本酒だと言って、評価は上々。
たまにはワインの無い和食も良いものだ。
海外の友人達と過ごす、博多の楽しい夜でした。