それは、ドメーヌ・ドルーアン・オレゴンのピノ・ノワール、ロレーヌ、1998年。
ドルーアンは、ご存じのとおりブルゴーニュの名醸。
そのジョセフ・ドルーアンがオレゴン州の可能性をいち早く見抜き、1989年に設立したのがこのドメーヌ・ドルーアン・オレゴンなのだ。
オレゴンの醸造責任者は、三代目当主、ロベール・ドルーアンの長女、ヴェロニク・ドルーアン。
そのヴェロニクの長女の名前を冠したロレーヌは、選び抜かれたぶどうから造られる、リザーヴ・ワインなのだ。
このピノ・ノワールは、ドルーアンのピノとは言え、ブルゴーニュのコピーではない。
そう、オレゴンの素晴らしいピノ・ノワールなのだ。
特にこの98年は、すばらしく強いボディを持ち、ぶどうの豊かな熟成感を持っている。
とても自然な果実味を持っており、新樽比率は20%以下に抑えられている。
今のエチケットは、ロレーヌの名前が手書き体になっているのだ。
ドルーアン・オレゴン・ロレーヌ、大好きなワインです。