久し振りに、元赤坂の『まき田』に行くことにした。
赤坂見附で彼女と待ち合わせ、店に向かう。
彼女は、何故私が、暑くなったら『まき田』に行きたくなるのか不思議がる。
確かにおかしいかもしれない。
でも、暑いときほど『まき田』のチャンコが食べたくなるのだから、仕方が無い。
早速白ワインで乾杯。
フランス、ロワールの、ラドゥセット男爵が造る、ドゥ・ラドゥセット、プイィ・フュメ、2006年。
かき氷が一杯詰まった木の桶にボトルを差し込んで、強めに冷やして飲む。
ラドゥセット男爵は、ロワール地方最大の造り手。
酸とミネラルのバランスが良く、豊かなぶどう本来の果実味を持つ素晴らしい出来栄え。
男爵は、樽を使った醸造を行わない。
ソーヴィニヨン・ブランの特徴を最大限に引き出すには、ぶどう本来のアロマを活かしたワイン造りが大切と考えているのだ。
ワインと、コースターのミスマッチが面白い。
やはり和食は小鉢、小皿で色々出されるのが楽しい。
これは美味。
暑さで火照った身体を冷やすために、プイィ・フュメをあっという間に飲み干してしまった。
そこで、二本目のワインを抜栓する。
ロワール地方のクロー・ド・ネルが造る、アンジュ・ルージュ、カベルネ・フラン、2003年。
クロー・ド・ネルは、ブルゴーニュでピュリニーの至宝とも言われる名門の、ドメーヌ・ルフレーヴがロワールで始めた新しいドメーヌ。
ビオディナミを採用し、自然派ワインを生産している。
これは心地よいミディアム・ボディ。
和食にも良く合う。
実はこの後、大変楽しい展開となったので、続きはまた明日。