超自然派の革命児、ドメーヌ・ゴビーが造る、コート・カタラン、レ・カルシネール・ブラン、2009年。
フルーティーな香りを持ち、ぶどうの果実味がぎゅっと詰まっている。
ドメーヌ・ゴビーのワイナリーは、南仏ルーション地方の内陸、スペインとの国境地方にある。
彼のワイン造りは、肥料、農薬、酸化防止剤等、化学物質は一切使わないことで有名なのだ。
二皿目は、小イカのフリット、イカ墨のリゾットと南仏風小さな野菜と共に。
とてもワインに良く合う。
豊かな果実味と、しっかりとしたタンニン。
これはなかなか良いボルドーである。
ぶどうは、メルローとカベルネ・フラン。
ぶどうの平均樹齢は30年。
2003年の欧州は猛暑の年。
ぶどう造りに苦労した年だが、出来たワインは果実味が強く、熟成感に富んでいる。
メインの料理は、エスカロップにした牛ロース肉のパネ、ヘーゼルナッツ風味のインゲン豆のサラダ、赤ワインソース。
モーリー、10年キュヴェ・スペシアル。
グルナッシュから造られる、素晴らしいデザート・ワイン。
造り手は、南仏ルーション地方で最も評価の高い、マ・ザミエル。
マ・ザミエルのデザート・ワインは、チョコレートに合うワインと言われている。
そしてこれは、10年物のスペシャルなキュヴェなのだ。
デザートは、コーヒーのムースとチョコレートのシャーベット、爽やかなオレンジ風味。
チョコレートを合わせるとは、粋な配慮。