今夜のお家ワイン、グローヴァー・ヴィンヤーズ、インド | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今夜は、3月にコルカタで買ってきたワインを飲むことに。



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グローヴァー・ヴィンヤーズの、ソーヴィニヨン・ブラン、2009年。


このワインは以前にも紹介したことがある。


グローヴァー・ヴィンヤーズは、インド南部、バンガロール市の北、約45Kmのナンディ丘陵にあるワイナリー。


インド南部ではあっても、海抜は約800m。







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グローヴァー家は、三代にわたってワイン造りに情熱を注いでいる。


初代のカンワルと息子のカビルは、有名シャンパン・メゾン、マムのテクニカル・ディレクターをしていたジョルジュ・ベッセルの協力を得て、インドで初めてフランス種のぶどうを栽培した。


そしてカビルの長女、三代目のカリシュマはカリフォルニア大学デイビス校でぶどう栽培とワイン醸造学を学び、副専攻として経営学も学び、ワイナリーの経営に参加している。



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上の写真が、三代目のカリシュマ。


下の写真が、二代目のカビル。


そして今ではフランスの著名なワイン醸造家、ミッシェル・ローランをコンサルタントとして招き、一層高い評価を得ている。


ワインのエチケットには、”MADE IN COLLABORATION WITH MICHEL ROLLAND, BORDEAUX, FRANCE"と誇らしげに書かれている。


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暑い夏の夜は、強く冷やしたソーヴィニヨン・ブランが美味い。


フルーティさが適度に抑えられ、爽快な飲み口となる。


二杯目はちょっと温め、香りを楽しむのも良い。


芳醇なぶどうの香りが漂い、豊かな醸造感に満たされる。







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インドのワインでは、スーラとグローヴァー・ヴィンヤーズがお気に入り。


特にグローヴァー・ヴィンヤーズのこのプレミア・シリーズは、インドでもなかなか手に入らない。


そこで、今月のインド旅行にあたり、インドの友人にこのシリーズの確保をお願いしていた。


すると驚いたことに、ワイン・ショップに入荷したこのシリーズを全て、26本買い占めたとのこと。


その中から、ありがたく赤二本、白一本を分けていただき、持って帰った。


いずれワイン会かどこかで、ワイン好きの皆様と共に味わいたいと思っている。


お楽しみに。