ワインを何にしようかと店のソムリエールと相談していたら、彼女は最初にシャンパーニュが飲みたいと言う。
そこで、初めてのシャンパーニュ、ジョセフ・ペリエ、キュヴェ・ロワイヤル・ブリュットを飲むことに。
ジョセフ・ペリエは、1825年創業の家族経営のメゾン。ヴクトリア女王とエドワード7世に愛され、英国王室御用達となったことから、”ロワイヤル”の名が与えられている。
現代でも、チャールズ皇太子、アンドリュー皇子の結婚式で使われている。
黒ぶどうの力強さと深い熟成感を持つ、素晴らしいボディ。
彼女が好きなタイプ。
セパージュは、シャルドネ35%、ピノ・ノワール35%、ピノ・ムニエ30%。
思った通り、黒ぶどうが主体のシャンパーニュである。
そして熟成期間は、3年。
素敵なシャンパーニュを薦めてくれたことに、感謝。
先付けは、稚鮎の唐揚げ、鯵の南蛮漬け、そして定番の出し巻き玉子。
季節感があって美味い。
八種類の季節の逸品が並ぶ。
ちょっとペースが早過ぎるが、白ワインを出してもらう。
これは珍しい産地だ。
マコネ地区のヴィレ・クレッセで造られる、シャルドネである。
テヴネ・エ・フィス、ヴィレ・クレッセ、テット、2004年。
フルーティでフレッシュな果実味。
同時に、深い熟成感を持つ。
シャルドネ100%だが、ソムリエールの説明によると、貴腐ぶどうが配合されているのだそうだ。
ワインに良く合う。
春の苦みが季節感を醸し出す。
夜はまだ長い。
続きは、また明日。