その中の一つが、ANAホテル大分の最上階にある、ラウンジ21だ。
大分の街並みも、霞んで見える。
別府方向の高崎山も雲の中。
カリフォルニアの、カレラ、セントラル・コースト・シャルドネ、2009年。
カレラの中ではスタンダード・クラスのワインだが、非常にバランスの良い高品質のシャルドネである。
熟成は樽を使っており、心地よい樽香とリッチなボディを持つ。
確かにバランスの良い、カリフォルニアらしいシャルドネ。
話と共に、どんどんグラスが進む。
続いて、フランス産アスパラ・ソヴァージュとあみがさ茸のソテー。
野生のアスパタガスが歯ごたえがあって美味い。
今夜は冷製。
二本目のワインは、ブルゴーニュが好きな友人のために、ジュヴレ・シャンベルタンを選ぶ。
仲田晃司さんが造る、ル・デュモン、ジュヴレ・シャンベルタン、2008年。
このエチケットは一度見ると忘れない。
天、地、人、と漢字で書かれたエチケットは、ワイン造りに必要な三つの要素に想いをこめた、仲田さんのこだわり。
仲田さんがワイン造りを始めた頃は、日本人がジュヴレ・シャンベルタンで造る珍しいワインと思われていたが、アンリ・ジャイエがその出来栄えを絶賛してからは、ブルゴーニュの神様が認めたワインとして一躍有名になった。
最初は優しさが全面に出ていたが、開いてくるにつれ、熟成感とまろやかなタンニンが表に出てきた。
これは自然なぶどうの力を大事にした、素晴らしい作品である。
実は三週間ほど前にも、仲田さんがブルゴーニュで造るソーヴィニヨン・ブランを飲んだ。
生産量の少ないワインであるのに、何だか不思議な縁を感じてしまった。
肉厚の身がジューシーで美味い。
牛フィレ肉のポワレ、ロースト・カマンベール添え、マッシュルームソース。
二人ともレアで頼む。
ワインがまだ残っているので、好きなフロマージュを三種類選んで切ってもらう。
でも、写真を撮り忘れ。
食後のコーヒーを飲みながらも、話しは続く。
ワイン仲間との食事は本当に楽しい。
友人と過ごす、大分での素敵な夜でした。











