今夜の食事は、友人たちとイタリアン。
その名も、『パパラッチ』。
まだ19時だが、広い店内のテーブルは既に半分ほど埋まっている。
最初のワインは、フランシス・コッポラのダイヤモンド・コレクション、シャルドネ、2009年。
映画監督として名高い、あのフランシス・フォード・コッポラが所有するワイナリーの作品。
フランシス・コッポラは、1975年にニーバム・エステートの一部を購入し、ワインの生産に乗り出したが、このワインは2006年に新しく購入したワイナリーのもの。
カリフォルニアらしい豊潤でしっかりとしたボディを持ち、かすかな樽香も気持ちが良い。
コルクは再生ものだが、しっかりとコッポラの名前が刻印されている。
でも、何だか真剣におしゃべり。
日本の原発事故が気になるようだ。
誰かに似ていると思いませんか?
そうなのです、実物は市川海老蔵にそっくりなのです。
結婚してまだ二か月の、幸せいっぱいの笑顔。
歌舞伎と海老蔵の話しをすると、日本に行ったらもてるかな、と新婚らしくもないコメント。
前菜として頼んだが、量がたっぷりとある。
シミ、アレクサンダー・ヴァレー、カベルネ・ソーヴィニヨン、2007年。
カリフォルニアの中でも、ひときわ完成度の高いワイン。
1876年、トスカーナ出身のシミ兄弟によってアレクサンダー・ヴァレーに設立された。
大物醸造家三人の協力を得て、不動の名声を築いている。
確かに美味い。
力強さの中にも繊細さを併せ持つ。
こんなワインを気軽に飲むことができるなんて、やはりカリフォルニアは凄い。
今夜のラムは良いというので注文したが、サイズは私の握りこぶしを一回り大きくした位もある。
楽しい仲間と美味いワイン、今夜も楽しいロサンゼルスの夜でした。