インドの田舎町のイタリアン | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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旅先で『リトル・イタリー』という店を見つけた。


店の中に入ると、ちゃんとピッツァ焼きの窯もある。


これは試してみようということで、勇んでメニューを開く。


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最初はビールで乾いた喉を潤す。


キングフィッシャー・プレミアム・ラガー。


キングフィッシャーとはカワセミのことで、コルカタのある西ベンガル州の州鳥なのだ。


キングフィッシャーには、ストロングとブルーという銘柄もある。







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クロスティーニ・ヴェスヴィオ。


ファーマーズ・ブレッドに、トマトソースとチーズを載せて焼いただけだが、結構美味い。


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パレ・ディ・ポテト。


ピリ辛に味付けした、カリッと揚げたポテト。


これもビールに良く合う。


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ここでワインを注文したが、無いという。


メニューに書いているではないか、と迫ったが、無いものは無いと肩をすぼめるだけ。


カクテルは出来るというので幾つか名前を挙げたが、また首を縦に振るだけ。


そうそう、インドではイエスは首を左右に振り、ノーは縦に振るのだ。


結局、ピニャコラーダなら出来ると言うので、注文する。


少し甘いが、仕方が無い。


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そこでピッツァに賭けることにする。


まずはニルヴァーナ。


涅槃という名前のピッツァは、モッツァレラとマッシュルーム。


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これはマナリ。


インド北部にある山岳リゾートの名前。


スパイシーなトマトソースと、モッツァレラ、イタリアン・ハーブ、コーン、マッシュルーム、オリーブ、オニオン。


お気づきと思うが、どちらもヴェジタリアン・メニュー。


チーズを別にすれば、たんぱく質が一切入っていないのだ。


なんとも寂しい夕食でしたが、たまにはこんな健康的な食事も良いかもしれませんね。