インドの片田舎に旅したが、久し振りにインターネットも携帯電話も通じない世界を体験した。
最初はパニックに陥ったが、考えてみれば人生の中で、何時でも何処でもインターネットが繋がり、携帯で話が出来るようになったのは、そんなに古い昔の事ではない。
でも、コルカタに戻り、バンコクに着くと、文明社会の恩恵に当たり前の如くすぐに慣れてしまう。
車の中から『マンゴツリー』に電話を掛け、良い席を確保する。
人気店なので予約なしでは長時間待たされ、トランジットで訪問することは難しくなる。
タイ古式マッサージを二時間受け、軽くなった身体で店に着くと、民族音楽の演奏が始まっていた。
向かいのビルの二階に見える部屋は、前回来た時に食事をした『コカ・レストラン』の個室だ。
そうこうするうちに、今度は民族舞踊が始まり、客の視線が一斉に舞台に向く。
テーブル上に置かれた、黄色の蘭の花が南国情緒を演出する。
タイでは、このビールがお気に入り。
でも、マッサージの後は水分を多めに取らないといけない。
そこで、コンガスのミネラル・ウォーターも注文する。
届いたボトルは、何故かイタリアのサンタ・ヴィットリア。
クリアで美味い、スパークリング・ミネラル・ウォーター。
スパークリング・ミネラル・ウォーターを頼んだついでに、スパークリング・ワインを注文する。
フランスのヴァン・ムスー。
初めて見る銘柄なので、出自は不明。
ブラン・ド・ブランと表記されており、キレの良い辛口で、タイ料理にとても良く合う。
ナーム・トック・ヌアン。
スパーシーなビーフ・サラダ。
トム・ヤム・グン。
スープの中には、大きな海老を始め、色々な具がぎっしり入っている。
むせるほど辛いが、美味い。
魚の唐揚げ、プラー・ガウ・サーム・ロッド。
カリッと揚がった魚と、スゥイート・サワー・チリ・ソースが良く合う。
これがジューシーで美味い。
烏賊の身がプリプリで食感も良い。
タイのフライド・ヌードルは恐ろしく甘いのでお勧めしないが、ここのはちょっと甘め程度で大丈夫。
ここまで食べると、お腹はもう一杯。
さて、そろそろ空港に戻るとしよう。
何時来ても楽しい、バンコクの『マンゴツリー』でした。