白金台の『オストゥーニ』で開かれた、ドンナフガータ・ワイン会に参加した。
ドンナフガータ・ワインの専門家、『オストゥーニ』のオーナー、三輪さんにお願いして開催してもらった特別なワイン会。
二回の開催で、ドンナフガータ・ワインを飲み尽くしてしまおうという企画である。
お店に早めに行き、準備をお手伝い。
と思っていたのに、既に準備万端。
結局私が話しかけ続けたので、三輪さんの最終準備を邪魔しただけの結果に。
今夜のワイン・リストをテーブル上に立てたり、少しはお手伝い。
猫の手くらいにはなったかも。
知っているつもりでも、勉強になる。
こんなに飲んだら酔ってしまう、と期待感に既に酔いしれてしまう。
でも、三輪さんが話していると料理が出ないのです。
みんなの眼は、早くドンナフガータを飲みたい、少し食べ物をお腹に入れたいと訴えています。
三輪さんを厨房に送り出し、後は私が引き継いで会を進行。
このグラス、底の部分が赤でとても可愛いい。
これで”ピエ・ディ・ロッソ”を飲めば、まさにその名のとおりと思い、笑みがこぼれる。
乾杯用のスプマンテだけはドンナフガータではありませんが、同じシチリアのワイン。
デュカ・ディ・カステルモンテ、プロセッコ。
ヴェネト産のプロセッコを用い、シチリアで造られる、珍しいスプマンテなのです。
ドンナフガータを代表する、辛口の白です。
ぶどうは、シチリアの地ぶどう、アンソニカとカタラット。
柔らかくフルーティで、軽やかなバランスの良さを持つ。
最初の一本に最適な選択。
ドンナフガータとは、「逃げる女」と言う意味。
1799年に始まったナポレオンによる第二次イタリア戦争の時に、難を逃れてナポリ王国からシチリアに渡った、ブルボン家のフェルディナンド4世の妻、ハプスブルグ家のマリア・カロリーナ王妃のこと。
彼女が避難した地に今のワイナリーが開かれたことから、ドンナフガータの名が付けられたもの。
前菜の盛り合わせ。
ここのフレッシュ・モッツァレラは最高に美味い。
二本目は、大好きな白。
リゲア、2009年。
ぶどうはジビッボ、またの名前をモスカート・ダレッサンドリア。
マスカットの甘い香りを持つが、口に含むときりりとした辛口。
しっかりとしたボディを持ち、ミネラル感、フレッシュ感のある素敵な白ワイン。
お腹に入れながら飲まないと、酔いが回ってしまう。
ぶどうはアンソニカ。
今夜の白の中では、一番凝縮感の強いワイン。
一部フレンチ・バリックを用いており、ほのかな樽香も気持ち良い。
酸とミネラルのバランスの良い上質の白。
これだからドンナフガータのワインは素晴らしいのです。
まだまだワインが出されるので、今夜はここまで。
続きはまた明日。
ところで、第二回ドンナフガータ・ワイン会を以下のとおり開催しますので、興味のある方は是非参加して下さい。
4月12日(火) 18時30分開場、19時00分開始
会場 『オストゥーニ』白金台
電話 03-5475-2239
会費 8,000円
お申し込みは、店へ電話、または”ドンナフガータ”さんのブログから。