第一回ドンナフガータ・ワイン会 1、オストゥーニ、白金台 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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白金台の『オストゥーニ』で開かれた、ドンナフガータ・ワイン会に参加した。


ドンナフガータ・ワインの専門家、『オストゥーニ』のオーナー、三輪さんにお願いして開催してもらった特別なワイン会。


二回の開催で、ドンナフガータ・ワインを飲み尽くしてしまおうという企画である。


お店に早めに行き、準備をお手伝い。


と思っていたのに、既に準備万端。


結局私が話しかけ続けたので、三輪さんの最終準備を邪魔しただけの結果に。



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今夜のワイン・リストをテーブル上に立てたり、少しはお手伝い。


猫の手くらいにはなったかも。


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貴重な、ドンナフガータの解説書。


知っているつもりでも、勉強になる。



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今夜はドンナフガータ・ワインがてんこ盛り。


こんなに飲んだら酔ってしまう、と期待感に既に酔いしれてしまう。


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参加者10人が揃い、三輪さんの音頭で乾杯。


でも、三輪さんが話していると料理が出ないのです。


みんなの眼は、早くドンナフガータを飲みたい、少し食べ物をお腹に入れたいと訴えています。


三輪さんを厨房に送り出し、後は私が引き継いで会を進行。


このグラス、底の部分が赤でとても可愛いい。


これで”ピエ・ディ・ロッソ”を飲めば、まさにその名のとおりと思い、笑みがこぼれる。


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乾杯用のスプマンテだけはドンナフガータではありませんが、同じシチリアのワイン。


デュカ・ディ・カステルモンテ、プロセッコ。


ヴェネト産のプロセッコを用い、シチリアで造られる、珍しいスプマンテなのです。








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最初のドンナフガータ・ワインは、アンティリア、2009年。


ドンナフガータを代表する、辛口の白です。


ぶどうは、シチリアの地ぶどう、アンソニカとカタラット。


柔らかくフルーティで、軽やかなバランスの良さを持つ。


最初の一本に最適な選択。


ドンナフガータとは、「逃げる女」と言う意味。


1799年に始まったナポレオンによる第二次イタリア戦争の時に、難を逃れてナポリ王国からシチリアに渡った、ブルボン家のフェルディナンド4世の妻、ハプスブルグ家のマリア・カロリーナ王妃のこと。


彼女が避難した地に今のワイナリーが開かれたことから、ドンナフガータの名が付けられたもの。

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前菜の盛り合わせ。


ここのフレッシュ・モッツァレラは最高に美味い。


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二本目は、大好きな白。


リゲア、2009年。


ぶどうはジビッボ、またの名前をモスカート・ダレッサンドリア。


マスカットの甘い香りを持つが、口に含むときりりとした辛口。


しっかりとしたボディを持ち、ミネラル感、フレッシュ感のある素敵な白ワイン。







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次の料理は、イカと海老のフリット。


お腹に入れながら飲まないと、酔いが回ってしまう。


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三本目の白は、ヴィニャ・ディ・ガブリ、2009年。


ぶどうはアンソニカ。


今夜の白の中では、一番凝縮感の強いワイン。


一部フレンチ・バリックを用いており、ほのかな樽香も気持ち良い。


酸とミネラルのバランスの良い上質の白。


これだからドンナフガータのワインは素晴らしいのです。


まだまだワインが出されるので、今夜はここまで。


続きはまた明日。



ところで、第二回ドンナフガータ・ワイン会を以下のとおり開催しますので、興味のある方は是非参加して下さい。


4月12日(火) 18時30分開場、19時00分開始

会場 『オストゥーニ』白金台

    電話 03-5475-2239

会費 8,000円

お申し込みは、店へ電話、または”ドンナフガータ”さんのブログから。