台湾には、30回ほど来ている。
しかし、観光はほとんどしたことが無い。
『國立故宮博物院』には二度いったことがあるが、いずれも駆け足での見学。
今回は、中国の歴史と文物を学ぶため、ゆっくり見学することにする。
入り口で、孫文の像と、博愛の書が迎えてくれる。
本館だけでも三層に及ぶ展示室は広く、また展示品は数限りなく、解説を丁寧に読みながら見学すると、半日を費やしてしまった。
博物院見学で疲れた身体をマッサージで癒し、広東料理で力を付けると、夜市に繰り出す。
観光と言っても、外国人観光客はほとんど居ない。
何故か夜市の入り口に、巨大なフクロウの像が。
目が鋭く光り、ちょっと怖い。
400mほどの通りの左右と真中に、出店がぎっしりと並ぶ。
洋服、宝飾品の店が多く、その中に食べ物屋が点在し、買い物客が胃袋を満たしている。
常設店には犬のペット・ショップもあり、買い物客にも露店の主人にも小型犬を連れた人が多い。
そして、台北は日本よりずっと暖かいのに、どの犬も洋服を着ているのだ。
下からライトで照らされると、幻想的というよりも、恐ろしげに見える。
寺院の中には線香の香りが満ち、多くの人が祈りを奉げている。
ちょっと疲れたけど、台北を満喫した一日でした。