少し羽目を外し、六本木の『金魚』に繰り出す。
早速シャンパーニュで乾杯。
モエ・エ・シャンドン、インペリアル・ブリュット。
良く冷えたシャンパーニュが長時間の会議で乾いた喉を潤してくれる。
店の中は薄暗く、照明は赤。
そこで写真もこんな色調になってしまう。
でも、こんな色の方が臨場感が出ると言うものだ。
今夜の席は、何時もの私の席ではなかった。
急に行くことにしたので仕方がないが、店のオーナーの説明では、早くからある人の予約が入っていたので申し訳ないとのこと。
その人とは、デヴィ夫人だった。
ショーの後には、私のインド人の友人たちはデヴィ夫人にお願いしてツーショット。
デヴィ夫人はとても気さくで、素敵な人でした。
なんとなく、18禁の雰囲気。
ところが、オーナー自ら指揮をとって、ヴェジタリアン・メニューを特別に作ってくれた。
なかなか良い選択。
エミリア・ロマーニャ州のカステッリ・デル・ドゥーカ、マルヴァジーア・セッコ・イザヴェッラ、コッリ・ピアチェンティーニ、2009年。
甘い香りの、辛口のスパークリング。
何となく楽しさが湧き出てくる、そんなワインだ。
これもオーナー特注。
今夜の料理は、ヴェジタリアン・メニューとは思えないくらいリッチで美味い。
アブルッツォ州の、ファルネーゼが造る、カサーレ・ヴェッキオ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ、2008年。
ファルネーゼは、良心的なワイン造りで有名。
ぶどうは、モンテプルチアーノ100%。
色合いは充分に濃いが、この照明の下では色を表現するのは至難の技。
充分なぶどうの熟成感を持つ、コストパフォーマンス抜群のワインである。
素晴らしいショーが終わると、贔屓のダンサーが席に挨拶に来てくれる。
今夜も楽しい時間を過ごすことができました。
インドからの友人も、驚くやら喜ぶやら。
『金魚』さん、そして粋なオーナーさん、素敵な夜をありがとうございました。