今夜のワイン、金家商店、姫路 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

ワインは素敵な恋の道しるべ-201012071815000.jpg

姫路に旅した時のこと。

姫路には、美味いワインを飲むことができるレストランがある。


でも、今夜は駅のそばに泊まったので、友人たちと行きつけの焼き肉屋に行くことにした。


姫路駅周辺には、美味い焼き肉屋が何軒もある。


その中で一番好きなのは、『金家商店』。


これで、『キムチショウテン』と読む。


この店は牛を1頭買いしており、珍しい部位の肉を良心的な価格で食べることができるのだ。

ワインは素敵な恋の道しるべ-201012071820000.jpg
さっそく生ビールで乾杯。


乾杯しながらも、今夜の肉を選び、注文する。


しかし、なんだか見慣れない肉の名前が並んでいる。


何度来ても、前回食べた美味い肉が何だったのか思い出せない。


そこで今夜もお店の人に、「今夜の美味い肉を頼む」、といういい加減な注文の仕方になってしまう。







ワインは素敵な恋の道しるべ-201012072214001.jpg
肉が届くまでは、キムチでビール。




ワインは素敵な恋の道しるべ-201012071910000.jpg
メニューを見ながら次の飲み物を探していると、お店の人がボジョレー・ヌーヴォーを一本持ってきた。


「今頃とは思いますが、もし良ければ・・・」


何時もお世話になっているので、喜んで飲ませてもらいましょう、と言うことで、最初の一本はラブレ・ロワのボジョレー・ヌーヴォー、2010年。


ラブレ・ロワは、ブルゴーニュの大手ネゴシアン。


良く見ると、トゥモローランドのオリジナル・デザインのボトルである。
ワインは素敵な恋の道しるべ-201012071919000.jpg
グラスに注ぐと、ボジョレーらしい淡い赤紫色だが、少し濃い目。


飲んでみると、フレッシュで爽やかなヌーヴォー。













ワインは素敵な恋の道しるべ-201012071905001.jpg
最初の肉は、黒毛和牛上塩タン。


さっと火を通して食べるのが美味い。


ワインは素敵な恋の道しるべ-201012251456000.jpg


塩上カルビ。


口に含むと、とろけるように美味い。


ワインは素敵な恋の道しるべ-201012071830000.jpg
これは、中トロカルビだったかな。





ワインは素敵な恋の道しるべ-201012071831000.jpg
これはわかる。


焼き野菜。




ワインは素敵な恋の道しるべ-201012071836000.jpg
たしか、ツラミ(ほっぺた)とイチボ(おしり)だったように思う。


とにかく美味かった。



ワインは素敵な恋の道しるべ-201012251455000.jpg
和牛ハラミ、だったか・・・。


いずれにせよ、美味かった。



ワインは素敵な恋の道しるべ-201012071911000.jpg
ワインはもう二本目を抜栓している。


ボルドー、アントゥル・ドゥ・メールのシャトー・マルジョス、2006年。


実は、これはピエール・リュルトンが自ら造るワインなのだ。


ピエール・リュルトンと言えば、シャトー・シュヴァル・ブランの総支配人であり、シャトー・イケムの総支配人でもある人物である。






ワインは素敵な恋の道しるべ-201012071932000.jpg
色は濃いガーネット。


しっかりとしたタンニンを持ちながら、フレッシュ感も併せ持つ。


これは本当に良心的な、コスト・パフォーマンス抜群のボルドーである。


セパージュは、メルロー55%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、カベルネ・フラン10%、マルベック5%。







ワインは素敵な恋の道しるべ-201012071908000.jpg
和牛カッパ、のような気がする。



カッパとはカルビの外側の肉。



ワインは素敵な恋の道しるべ-201012071843000.jpg
ホルモン盛り。


新鮮なホルモンは本当に美味い。




ワインは素敵な恋の道しるべ-201012072215000.jpg
これだけ肉を食べてしまうと、〆のご飯や麺はもうお腹に入らない。


そこで、お店の人気デザート、黒ゴマアイスを食べて今夜を締めくくる。


何時も楽しい、姫路の夜でした。