インドで一番の名門ゴルフクラブと言えば、それは『ロイヤル・カルカッタ・ゴルフクラブ』。
混雑する市街地から一本横道を入るだけで、閑静な住宅のようなクラブ・ハウスに行き着く。
創立は、1829年。
ゴルフクラブに着くと、キャディを指名し、そのままティ・グランドへ。
一度素振りをしただけで、不安を抑え、貸しクラブでティー・ショットを打つ。
230ヤード地点にあるフェアウェー・バンカーをキャリーで越えて、ひと安心。
木々が大きく枝を伸ばし、ショットを曲げると大変なことになる。
しかも至る所に池があり、散々なスコアに。
17番のこの樹はフェアーウェィを遮り、高いティーショットが打てないと、ボールは枝に捕まり、地面に落ちてしまう。
日本人駐在員の間では、「日立の樹」と呼ばれているそうだ。
さて、午前のプレーの後は、近くにあるもう一つの名門コースに場所を変え、昼食。
『トリーガンジー・クラブ』も100年以上の歴史を持つ。
木々が生い茂り、花が咲き乱れる。
もちろんメンバーでないと入れない。
急いで、ポカリスエットを飲み、水を飲み、そしてキングフィッシャーを飲む。
癖になりそうな美味しさ。
チキンはとてもジューシー。
ミントソースが良く合う。
スーラ、ソーヴィニヨン・ブラン、2009年。
やはりインド料理にはインド・ワインが合う。
驚くべき料理がテーブルに届く。
牛肉のハンバーグ。
裏の説明書きには、サトリはゼンの言葉、と書かれている。
ノン・ヴィンテージだが、なかなか濃く、肉料理に良く合うのだ。
ところが友人曰く、「さて、午後はこのコースでプレーしよう」
コルカタが天国なのか地獄なのかわからなくなった、一日でした。