小倉で旨いワインとイタリアンを堪能したい時は、必ず行くお店。
入口の今夜のお勧め料理のボードを見ただけで、お腹がキューと鳴く。
二階の店に通じる階段を上ると、期待感がいやがうえにも盛り上がる。
階段を上り始めると、「いらっしゃいませ」という声が降ってくる。
店に入ると、頼んでおいたカウンター席に案内される。
そこで、最初はシャンパーニュを注文する。
レコルタン・マニピュラン、ジョエル・ファルメル、ブリュット。
初めて飲む銘柄だが、ふくよかなぶどうの凝縮感を持つ、素晴らしいシャンパーニュ。
ブラインドで飲めば、プレステージ・シャンパーニュと言われても信じてしまう。
好きなカウンター席からは、オープン・キッチンの様子がよく見える。
最初の前菜は、秋のフルーツとハモンセラーノ。
次の一品は、真鯛と甘海老、季節野菜のティンバッロ仕立て。
ティンバッロとは、王冠という意味。
刻んだ真鯛と甘海老が、王冠のような形に仕立てられている。
シチリアのクズマーノ、ベヌアーラ、2007年。
シチリア・ワインの野暮ったいイメージを、洗練されたイメージに変えたと言われるクズマーノ兄弟。
そのクズマーノが、地ぶどうのネーロ・ダーヴォラ70%、シラー30%で造るベヌアーラは、ガンベロロッソ2007年で、トレビッキエリを獲得している。
このワインには、コルクやスクリュー・キャップに代わる新しい方式、ヴィノ・ロック、グラス・オン・グラスが使われている。
このグラスのキャップは密封性が良く、何度でも使用できる優れ物。
色は、濃厚な赤紫。
甘みを感じる芳醇な香り。
口に含むと、タンニンと酸のバランスが良い辛口。
濃厚なのだが重すぎず、確かに洗練されている。
これは、本当にコストパフォーマンスも良い、素晴らしいワインである。
パスタは、アサリとプチトマト、季節野菜のスパゲッティ。
そしてメインは、良い仔羊があるというので、香草焼きにしてもらう。
レアーに焼いた仔羊が、ジューシーで、すこぶる美味。
ドルチェは、蜂蜜とグラッパのセミフレッド。
アイスクリームの冷たさが心地よい。
そして仕上げはエスプレッソ。
小倉で過ごす、至福の時間でした。



